こんばんは、菖蒲です。
今回は、私が2023年に読んだ本の中で良かったものを4作紹介したいと思います。
3作にしようと思ったけど絞れなかったので4作にしました。
2023年に読了した本は63冊なのであまり多くはないかもしれませんが。
参考にしていただけると嬉しいです。
『時計館の殺人』綾辻行人
鎌倉にある時計館。
館に出るといわれる少女の幽霊とコンタクトを図るため、館に8人の人物が集まる。
大手出版社・稀譚社の新米編集者である河南孝明。
オカルト雑誌の副編集長、カメラマン。
大学生4人と霊能者。
3日間館にこもり交霊会をするが、初日の夜にある人物が姿を消すーー。
1作目はこちら。
綾辻行人さんの『時計館の殺人』(講談社)
です。
2022年末に『十角館の殺人』を読んで館シリーズにハマり。
5作目である時計館も読みました。
いやー、良かったです。
現時点で7作目まで読んでるんですけど、時計館が一番好きです。
綾辻さんの作品って、殺害時の描写が非常に怖くて。
犯人はどこに凶器を当てたとか、それに対して被害者はどう感じたかとか。
想像力が乏しい自分でも状況が頭の中に浮かんでしまってすごい怖さを感じます。
なので怖いのが苦手な方にはオススメしづらいかな。
私はミステリー大好きな割にホラーが苦手なのですが、これは一応平気でした。
こちらは下巻。
上下に分かれてると長く感じるかもしれませんが、先が気になるのでサクサク進みます。
『いけない』道尾秀介
これはストーリーもそうだけど、本のコンセプトが面白かった。
白沢(はくたく)市と蝦蟇倉(がまくら)市という2つの市が舞台の短編が4つ入ってるんですが。
話の最後に写真が1枚挿入されてて、それで話の真相が分かるという仕組み。
小説だけで完結するんじゃないってところが新しいなーと思いました。
私は最後の話しか写真の意味が分からなかったので、他のは考察サイト見てやっと理解しました。
推理するのが好きな方、オススメです。
道尾さんはこの作品以外にも新しい試みをされてる作品をいくつも生み出してる方なので、色々読んでいきたい作家さんです。
『神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜』鳴神響一
幼い外見をした警察官の細川春菜。
刑事総務課の捜査指揮・支援センターへ異動になるが、そこで彼女がやる仕事とは……。
あらすじめっちゃ短くなってしまいましたが。
これ、要はヲタクに知識を借りて殺人事件を解決しようって話なんです。
1巻は鉄道の知識が必要な殺人事件が起こったので、鉄道ヲタクに色々話を聞いてます。
複数人から話を聞くんですが、その話がマニアックでしかも長い。
そうだよねー、ヲタクって語りだすと長いよね~!
私もヲタクだからよく分かる。
私は鉄道好きなので楽しんで読めましたが、一般人が読んだらどう思うのか分かりませんw
こちらはシリーズ物の1巻で、2巻以降も色んなヲタクが登場するみたいなので。
継続して読んでいきたい作品であります。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない あやせif』伏見つかさ
妹・桐乃との仲が非常に悪い主人公の高坂京介。
桐乃の趣味がエロゲーだと知ってから、京介は桐乃と共にアキバへ行ったりヲタクの知り合いができたり……。
桐乃が親友のあやせと喧嘩した際に仲直りするよう頑張ったり。
何人かの女の子と仲良くしつつも、彼が選んだ女の子はただ1人。
では彼が選ばなかった他の子のルートに進んでいたら……?
最後に紹介するのは俺妹のあやせifです。
下巻が発売した頃(2020年)に本屋行ったら下巻しか無かったので上巻だけずっと持ってない状態になってしまってたのですが。
今年になって電子書籍で両方買って読みました。
これ、はるか昔に書いたことあるゲームのあやせルートを小説化したものになってます。
↑ の記事でも語ってるんですが、俺妹で一番好きなのあやせたんなので!
あやせが幸せになるストーリーが読みたい!と思って買いました。
最終巻が発売されてから大分経ってからの刊行だったので、発売が決まった時はビックリで。
読むの遅くなってしまいましたが、無事にあやせたんの幸せな姿を見る事が出来て良かったです!
以上、2023年に読んで気に入った4作品でした。
どれも刊行から数年以上経ってるものなので、全部読んだことあるって方もいるかも……?
2024年は70冊以上読むのを目標にしております。
電子でも紙でも積んでる本が沢山あるので、時間があるときに読み進めていきたい……!
それでは!